〜ゲームを減らす前に、親子の安心感を整えるヒント〜
子どもがゲームばかりしているように見える時、
親としては、ふと不安になることがあります。
「このままで大丈夫かな」
「ゲーム以外のことにも、少し目を向けてほしい」
「声をかけても、嫌がられるだけかもしれない」
そんなふうに感じながら、
どう関わればいいのか分からなくなることも
あるかもしれません。
ゲームをしている子どもの姿を見ると、
つい「やめさせるにはどうしたらいいか」
「時間を減らすにはどうしたらいいか」
に意識が向きやすくなります。
子どものことを大切に思っているからこそ、
不安になったり、
声をかけたくなったりするのだと思います。
ただ、ゲームを減らすことだけに意識が向きすぎると、
親の心も苦しくなり、
子どもとの会話もぎくしゃくしてしまうことがあります。
この記事では、
子どもがゲームばかりに見える時に、
親が少し立ち止まって見ておきたい視点を、
「親子の安心感」という視点から
一緒に見ていきます。
もちろん、ゲームのしすぎが心配になるのは
自然なことです。

この記事で一緒に見ていくこと
この記事では、
・ゲームばかりに見える子どもの内側にあるかもしれないこと
・ゲームを悪者にしすぎると起きやすい親子のズレ
・ゲーム以外の時間にも気持ちが向きやすくなる関わり方
を整理していきます。
「どうしたらゲームをやめさせられるか」
という方法だけではなく、
ゲームをきっかけに、
親子の関係や安心感をどう整えていくか。
そんな視点で読んでいただけたらと思います。
子どもがゲームばかりに見える時、親の心に起きやすいこと
子どもがゲームばかりしているように見えると、
親の中にはいろいろな不安が出てきます。
「このままで大丈夫かな」
「勉強しなくていいのかな」
「将来困るんじゃないかな」
「ゲーム以外に興味を持ってほしい」
そんなふうに感じることは、
自然なことです。
子どもの未来を大切に思うからこそ、
心配になります。
何とかしてあげたい。
少しでも良い方向へ進んでほしい。
そう思うからこそ、
つい声をかけたくなります。
けれど、親の不安が大きくなるほど、
言葉が強くなったり、
子どもの様子を見るたびに
親の心も疲れてしまうことがあります。
まずは、
「私は今、子どものことを心配しているんだな」
と、自分の気持ちに気づくところから
始めてみます。
親の不安を消そうとするのではなく、
不安になっている自分に気づく。
そこから、
子どもを見る目や、
声をかける時の空気が
少し変わっていくことがあります。
ゲームが“心の休憩場所”になっていることもある

ゲームは、
ただの遊びに見えるかもしれません。
でも、子どもにとっては、
疲れた心を休ませる場所に
なっていることもあります。
学校。
授業。
友達関係。
先生との関係。
空気を読むこと。
子どもも、
見えないところでたくさんのエネルギーを使っています。
外では頑張っている子ほど、
家に帰ってから一気に力が抜けることもあります。
その姿だけを見ると、
「怠けている」
「何も考えていない」
ように見えるかもしれません。
でも実際には、
動けないほど疲れていることや、
現実から少し離れて安心したい気持ちが
あることもあります。
もちろん、
だから何時間でもゲームをしていい、
ということではありません。
ただ、最初から
「ゲームばかりして怠けている」
と決めつける前に、
この子にとってゲームは、
どんな時間になっているんだろう。
そう見てみるだけでも、
親の心の向き方が少し変わることがあります。
ゲームを悪者にしすぎると、子どもは閉じやすくなる
ゲームのしすぎが心配になることはあります。
それは、
親としてとても自然な感覚です。
ただ、ゲームそのものを
悪いものとして見すぎると、
子どもは自分の好きなものを否定されたように
感じてしまうことがあります。
すると、
本音を話さなくなったり、
隠れてゲームをしたり、
親の声かけに反発しやすくなることもあります。
ここでお伝えしたいのは、
「ゲームを全部認めましょう」
ということではありません。
大切なのは、
ゲームを全面的に肯定することでも、
全面的に否定することでもなく、
まずは、
子どもにとってゲームが
どんな意味を持っているのかを
少し見てみることです。
「何してるの?」
「どんなゲームなの?」
「どこが面白いの?」
そんなふうに、
少しだけ興味を向けてみる。
それだけでも、
子どもにとっては
「分かろうとしてくれている」
と感じられることがあります。
ゲームをやめさせる前に、
まず親子の会話が閉じていないかを
見てみる。
そこが、関わり方を変える入口に
なることがあります。
ゲームを減らす前に、ゲーム以外の安心と興味を増やす

ゲームを減らしたい時、
親はどうしても
「制限しなきゃ」
「やめさせなきゃ」
「ルールを決めなきゃ」
という方向に意識が向きやすくなります。
もちろん、
家庭の中でルールを決めることも大切です。
けれど、ゲーム以外の時間が、
つまらない、
緊張する、
責められる、
何をしていいか分からない。
そんな時間ばかりだと、
子どもはまたゲームの中に戻りたくなることがあります。
だからこそ、
ゲームを減らす前に、
ゲーム以外の時間にも安心を少し増やしていく。
この視点が大切になることがあります。
たとえば、
一緒に少し笑う。
ゲームの話を少し聞いてみる。
短い手伝いを頼んで、
「助かったよ」と伝える。
親自身もスマホとの距離を少し見直してみる。
こうした小さな関わりが、
ゲーム以外の時間にも
少しずつ気持ちが向きやすくなる土台になります。
そして本当は、
ゲームを無理に取り上げることよりも、
子どもがゲーム以外にも、
「ちょっと面白いかも」
「やってみてもいいかも」
と思えるものに出会えることが、
とても大切なことがあります。
ただ、それは親が一方的に、
「これをやりなさい」
「こっちの方がためになるよ」
と用意するだけでは、
なかなか続きにくいこともあります。
まずは、
子どもが今ゲームの中で感じている
楽しさや達成感、
工夫する面白さを少し見てみる。
「この子は、どんなことに夢中になりやすいのかな」
「どんな時に、少し表情が動くのかな」
そんなふうに見ていくことで、
ゲーム以外にも気持ちが向きやすい入口が
少しずつ見えてくることがあります。
ゲームをやめさせるために、
別のものを押しつけるのではなく、
子どもの中にある興味の芽を、
一緒に見つけていく。
そんな視点を持てると、
親の関わり方も少しやわらかくなっていきます。
小さな「できた」を見てみる
ゲームばかりに見える時ほど、
親はどうしても
「できていないこと」に目が向きやすくなります。
まだ勉強していない。
またゲームをしている。
約束の時間を守れていない。
何もやる気がなさそうに見える。
でも、子どもが少し切り替えられた時。
短い手伝いができた時。
返事だけでもできた時。
少し話してくれた時。
その小さな変化を見てもらえると、
子どもの中に
「自分も少しできた」
という感覚が残ります。
たとえば、
「今日は昨日より早く切り替えられたね」
「疲れていたのに手伝ってくれて助かったよ」
「少し話してくれてうれしかったよ」
そんな具体的な言葉が、
子どもの心の中に
安心を増やしていくことがあります。
「偉いね」
「すごいね」
だけではなく、
何を見てそう思ったのかを
具体的に伝える。
それが、
子どもにとって
自分の変化に気づくきっかけになることがあります。
ゲームを減らすことより先に、
まずは親子の中に安心を増やしていく。
それは遠回りに見えて、
子どもの気持ちがゲーム以外の時間にも
少しずつ向きやすくなる土台になります。
声かけは「正しさ」より、会話の入り口を少し変えてみる
ゲームばかりしている子どもを見ると、
つい言いたくなる言葉があります。
「いつまでゲームしてるの?」
「少しは勉強したら?」
「将来どうするの?」
「ゲームばっかりじゃダメでしょ」
そんな言葉が、
気づけばまた出てしまった、
ということもあるかもしれません。
でもそれは、
子どもを責めたいからではなく、
このままで大丈夫かなと
心配になるからこそ。
親として、
何とかしたくなるのは自然なことです。
ただ、親の中では心配から出た言葉でも、
子どもには少し違う形で
届いてしまうことがあります。
言葉の内容より先に、
その時の表情や雰囲気が
伝わることもあります。
ここで大切なのは、
「親の言い方が悪い」
と責めることではありません。
心配の気持ちと、
子どもへの伝わり方が
ずれることがある。
その視点を持ってみることです。
全部を変えようとしなくて大丈夫です。
まずは、
ゲームをしている子どもを見た時に、
いつもの言葉を一度だけ変えてみます。
たとえば、
「またゲームしてるの?」
ではなく、
「それ、どんなゲームなの?」
「いつまでやってるの?」
ではなく、
「今、どんなところまで進んでるの?」
と聞いてみる。
すぐに会話が広がらなくても大丈夫です。
子どもが少しだけ答えた。
嫌そうにしながらも返事をした。
一瞬だけでもこちらを見た。
それだけでも、
会話の入り口が少し変わり始めていることがあります。
毎回できなくても大丈夫です。
まずは10回のうち1回、
入り口を変えてみるくらいで十分です。
ゲームをやめさせることを急ぐ前に、
まず1回だけ、
会話の入り口を変えてみる。
そこから、
親子の空気が少しやわらぐことがあります。
まとめ
子どもがゲームばかりしているように見えると、
親としては不安になります。
「このままで大丈夫かな」
「ゲーム以外にも興味を持ってほしい」
そう思うのは、
子どものことを大切に思っているからこそ。
けれど、ゲームをやめさせることだけに
意識が向きすぎると、
親子の会話が
責める・責められる関係に
なってしまうことがあります。
ゲームが子どもにとって
心の休憩場所になっていることもある。
ゲームを悪者にしすぎると、
子どもは閉じやすくなることもある。
ゲーム以外の時間にも安心を増やすことで、
少しずつ気持ちが外の世界へ
向きやすくなることもある。
そして、ゲームを否定するだけではなく、
その子の中にある興味の芽を見ていくことで、
ゲーム以外の世界にも
少しずつ入口が見えてくることがあります。
親子の安心感は、
大きな正解よりも、
小さな関わりの積み重ねの中で育っていきます。
無料勉強会のご案内
子どもがゲームばかりしているように見える時、
親としては、どうしても不安になります。
「このままで大丈夫かな」
「ゲーム以外のことにも目を向けてほしい」
「私の関わり方が悪かったのかな」
そんなふうに感じることが
あるかもしれません。
7月15日(水)の無料勉強会では、
子どもの様子を見て心が揺れる時に、
人と比べたり、過去の自分を責めたりせず、
今の自分に戻るための視点を
一緒に見ていきます。
子どものことで自信がなくなるあなたへ
〜人と比べず、過去の自分を責めずに、自分に戻る第一歩〜
子どものことを大切に思いながらも、
自分を責めすぎずに関わっていきたい方は、
よかったら無料勉強会にご参加ください。
TRIAL SESSION
子どもがゲームばかりに見える時、
「どこまで見守ればいいのか」
「どう声をかければいいのか」
「このままで大丈夫なのか」
迷うことがあります。
本やSNSで学んでも、
「自分の場合はどうしたらいいのか分からない」
と感じることもあります。
そんな時は、
今どこで心が揺れているのか、
何を心配しているのか、
親子の距離感や声のかけ方を
一緒に整理してみませんか。
子どものことを大切に思う気持ちを否定せず、
でも、お母さんがすべてを背負いすぎないように。
まずは、絡まった思いを安心できる場所でほどいていきましょう。

